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小布施町の地域おこし協力隊の日々のあれこれ

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【活動日記】栃木県の地域おこし協力隊サミットで講師してきました!1日目

      2016/11/19

みなさま、こんにちは。

タイトルの「栃木県の・・・講師してきました!」ですが、なぜ長野県小布施町の地域おこし協力隊である私が栃木県で講師をさせていただいたのか?という所から、当日のレポートまで、正直な私の気持ちでお話ししたいと思います。

長いので、1日目と2日目(+感想)は分けたいと思います。
2日目とまとめはコチラ
 

1.なぜ栃木県・・・?

 
ことの始まりは、実はこのブログへのダイレクトメッセージ。
10月3日にお問い合わせフォームから
「【栃木県】地域おこし協力隊栃木県サミットの講師依頼について」
という表題で県庁の担当の方から突然の連絡があったのです。

んん!??何事?

メールの内容は結構具体的で、サミットの内容やどんなことを話して貰いたいかなどが書かれておりました。

ただ、講師が私で良いのだろうか・・・?と思ったこともあり、最初はちょっと某Oさんを怪しんでました(スミマセン。)

後から聞くと、純粋に任期中に協力隊としての良いことも悪いことも赤裸々にブログに綴っている人があまりいなかったそうで、その辺りを書いていた私に注目をしてくださった様です。

確かに、私はすぐ分析したり深く考えたりするのが癖で・・・それが悪い方に働くこともあるんですが、良い方に働いた結果がコレでした!本当にびっくり!!

ということで降って沸いた様なお話はこんな感じで幕を開けます。

 

2.講師はあと2名

 
さて、こういうチャンスは絶対引き受けた方が良い
というのが私の信念なので、不安要素はもちろん沢山ありましたが、お引き受けさせていただくことにしました。

いざお話が進んでいくと私の他にもう2名講師の方がいらっしゃるということで・・・まず先にお話を伺っていたのが
秋吉直樹さん(香川県庁 地域おこし協力隊コーディネーター)

この方は以前、2016年9月2日(金)~4日(日)に開催された
地域活性学会 第8回研究大会
の会場となった小布施町で、地域おこし研究部会の発表者として来られていました。
私も小布施町の地域おこし協力隊として、何か長野県の地域おこし協力隊と地域おこし研究部会の交流ができないかと、実行副委員長の中嶋聞多さんに依頼を受け、ささやかな交流会のコーディネートをさせていただいた時に少しお話をした方でした。
だから今回ちょっと安心して講師引き受けられたというのはあります 笑。
またお会いできるというのも楽しみにしてました。こんな早い再会とは思ってなかったので。

そしてもう一名。
伊藤洋志さん(ナリワイ代表)
ナリワイとは、「やればやるほど健康になり仲間が増える仕事を自力でつくる集団。」

ナリワイという言葉、つい最近聞きに行った
都市・農村共生社会創造シンポジウム in 信州に参加して
この中でも出てきたので気になってたんです。その前からじわじわと耳にしていた言葉でしたが、その方にまさかお会いできるチャンスがこんなタイミングで訪れるとは!

やはり、私は潜在的に気になっている人とかコトとかを引き寄せやすい体質みたいです。

 

3.いよいよその日に

 
さてついにその日がやってきました。
2016年11月10日(木)
そう、今日という日は必ずやってくるんです。パスはできない。
・・・という名言めいたことは置いておいて。

講師は宇都宮に10:30に集合。
ただ、会場はそこから車で1時間ほど掛かるとのことで、県の担当の方々に送迎をしていただきました。
いやぁ有難い。。。

そして、会場である
那珂川町の小川総合福祉センター
に到着。
みなさま、この地名読めますか??
正解は「なかがわまち」ですよー。

位置関係はこんな感じ。
那珂川町引用:コトバンク

そして、サミットの流れは以下。

<11月10日 スケジュール>

13:30~    開会(13:00~受付開始)

13:40~14:30 講師①講義(伊藤さん)50分
14:30~15:10 講師②講義(私)40分
〜休憩(10分)〜
15:20~16:00 講師③講義(秋吉さん)40分
16:00~17:00 ワークショップ(伊藤さん) 60分

でした。
地元メディアも数社会場内におり、程よい緊張感の中でサミットが始まりました。
県庁の地域振興課鈴木課長、那珂川町の福島町長のも出席されていました。
参加者も、聞いていたお話では65名弱、うち地域おこし協力隊は37名程度とのことで、それなりの規模であります。

ただ、不思議とそんなに心臓バクバクしなかったのは、果たしてこういう場に慣れてきたからなのか?全く知らない方々の前でお話をするからなのか?

ともかく個人的には抜群のコンディションでしたねー。よかった。

 

4.ナリワイ伊藤さんのお話し

 
さて、開始早々ナリワイ伊藤さんのお話です。
一参加者として楽しみに聞いておりました。

秋吉さんからも、「彼の話は面白いよ」との前情報もあったのでより一層のワクワクが。

では、お話の内容をざっくりとですがご説明します。
「ナリワイのつくりかた」というテーマでの発表でした。

地域おこし協力隊には響くこの考え方。
「小さい仕事を複数行ってなんとか暮らしていくことなら出来るのではないか」
そんな生き方を実践しているのが伊藤さんなのです。

ナリワイの特徴を箇条書きに記してみます。

・競争相手はあまりいないというメリット
・ゴラクを自分たちで作る
・気づかれないほど小さくやる
・許可を得ず了承を得る
・季節性に左右されるのでタイミングを逃さないこと
・生活の中で生み出す(支出も減らせる)
・三つの組み合わせ「余っているもの」「無駄な支出」「特技・関心」

こんな感じだったかと思います。
とにかく大きな企業などとは張り合わず、楽しみながら仕事にしてしまえ〜というのがナリワイだと解釈しました。

しかも、
フロー型ではなく、ストック型を選ぶ方がいいよとのこと。

フロー型:クライアントデザインなど。仕事が来るかのコントロールがしづらい。
ストック型:メルマガ、書道教室など。お客さんが溜まっていくので、ある程度コントロールしやすい。

ということで

分野選びは大事

とのことでした。

売上などもゆっくり成長していくようなものが良いよと、そしてそういうものは流行や景気にあまり左右はされないのだそうです。

ということで・・・伊藤さんが手掛ける、遊撃農家イトウ農園を例に面白いお話を聞かせて貰いました。
参照ページ:
遊撃農家イトウ農園(梅)HP
遊撃農家イトウ農園(ミカン)HP

遊撃農家イトウ農園 鳥の絵

この
謎の鳥の絵。。

これがミソなんです。
インパクトあるー!なんか気になるー!って思いません?

初めはそんなに出荷数もなかった時、一箱ずつ段ボール箱にこの謎の鳥の絵を描いて送ったのだそうです。
そうすると、
「なんだこの鳥の絵は!?」
と写真に撮ってSNSなどにアップをする人がいるわけで・・・。
そこから認知度が上がっていったというエピソード。

伊藤さん本人が面白い方で、この絵も彼のゆるさが出ていて、思わずクスっと笑ってしまうけど、でも戦略的に良いところ付いていて興味深かったです。
広告宣伝費を浮かせてますよね。みんなが勝手に写真を撮って宣伝してくれるわけだから。

こういう考えとか、他にも盗めそうなアイデアがたくさんあって楽しいお話を聞かせていただきました。

彼は著書も出てますね。
ナリワイをつくる

読んでみたいなー。と思います。
皆さんも良かったら!

 

5.地域おこし協力隊コーディネーター秋吉さんのお話

 
自分の発表は、ひとまずおいておきます。
後日まとめて記事にアップします。

ということで、秋吉さんの発表。
「地域おこし協力隊コーディネーターって、何だ?」というテーマ。

まず、聞き慣れない

地域おこし協力隊コーディネーター

ってなに?
という部分について。
秋吉さんは香川県の県庁の地域おこし協力隊で、市町村単位で所属をしている私とは仕事内容もちょっと異なると思います。

そしてコーディネーターは、
地域と協力隊をつなぐ仕事
なのだそうです。

地域行政協力隊
この三者の橋渡しの役割なのです。
そして、接着剤役割・補強材役割を担っている。

例えばどんなことを行っているかというと・・・

接着剤役割:月1の意見交換会や座談会、ブランディング、情報サイト・フリーペーパーなど

補強材役割:さぬきの輪TERACOYA(地域おこしの知識やスキルの取得またコミュニケーションスキル)、そろばん教室(予算に関わる知識等)など

つまり、地域おこし協力隊コーディネーターは
地域おこし協力隊を導入するにあたり見落としがちな部分や疎かにされやすい部分をサポートしてあげるような役割なのではないかと解釈しました!

せっかく導入するのに、行政側や地域が隊員に対してどのようなことを求めるのか明確でなければ勿体ないですよね。それどころかとりあえず採用されてしまった隊員を不幸にさせてしまいかねない。

ナリワイ伊藤さんも仰っていましたが、そろばん教室は全国の自治体に導入したらいいよねとのことで、これは全くの同感でした。
自分たちの予算がどうなっているのかを把握する勉強会をするだけでも大分動き方が変わりそうです。

まだまだ可能性を秘めている地域おこし協力隊コーディネーター。
地域おこし協力隊と比較するとそこまで認知されていないお仕事なので大変なこともあるかと思いますが、今後の活動に期待です。

 

6.ワークショップの時間(ナリワイをつくってみる)

 
次は伊藤さんが講師のワークショップの時間でした。

お題は

普段の生活、自分の住んでいる地域、活動内容などについて、
「無駄な支出」「余っているもの(資源)」「自分の興味(特技)」に着目して、任期後の活動(仕事)に結びつくように、自分の考えを書き出してください。

こんな感じ。これを6班に分かれてチームで考える作業をしました。
はじめに行ったのは、まずそれぞれの書き出し(ブレスト)

私たちのチームは
「余っているもの(資源)」:青色のふせんに
「無駄な支出」:黄色のふせんに
「特技・関心」:ピンクのふせんに
書き出すこととしました。

それらをなんとなくグループごとにまとめたりしながら、次にこれとこれを組み合わせたらこんなことができそうだ、というコトを生み出していく作業をします。

いくつか作り出しました、なんかできそうかもという取り組みの中から2つご紹介してみます。

まず、「夜間のレストラン電車」
あまり使われない電車の座席や規格外の野菜・果物を使って
いつも無駄になっているガソリン代がいきる。
そして日本のワイン、お酒、料理これらの特技を披露したレストランをやってみようというもの。
こんな感じで、決して難しいことではなく、そこにあるものを組み合わせて何かを作ってみよう。というワークショップ。
ナリワイをつくるワークショップ

そして、「プロジェクション紙芝居」
これはネーミングが結構面白くできたかな〜とは思ったんですが、最後の投票では全然投票されなかったですね、残念。

売れない陶器に紙芝居を投影するというもの。
場所は夜、使われてない駐車場(公共の)。
ナリワイをつくるワークショップ

と、まぁ一例ですがこんな感じで各班盛り上がりつつ面白い事業を考えていました。

投票で選ばれたのは2案。
「空き家とりこわしフェス」
「ウザイ飯」
でした。ここでわかったことは、

ネーミングは重要である!

ということ。
こんなにもはっきり票数が分かれるとは思わなかったです。
人が興味を引くネーミングって大事ですねー。

ナリワイをつくるワークショップ

最後は見事、投票で選ばれた2班のプレゼン、それに対して伊藤さん、秋吉さん、私も加わり、更なる構想話を広げていき、こんな感じでみなさんやってみてくださいという締めにて終了しました。

いやぁ〜
1日目、もりもり盛りだくさん!!!

参加者の方にとっては3名連続の講義で、更にワークショップまであり、結構ハードだったんじゃないかと思われます。

集合写真を撮って、その後の懇親会で濃ゆい1日目は幕を閉じます。
懇親会でのお話や2日目のお話は別記事でアップいたします。

長文おつきあいいただきありがとうございました。
そして参加された皆様、お疲れ様でした。

地域おこし協力隊栃木県サミット

続き、
2日目とまとめはコチラ

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